自然と共に、人と共に、
あたらしい明日を築く拠点として
COMPANY
NEW COMPANY BUILDING
かねてより計画の当社新社屋の建築プロジェクトが2021年3月に竣工いたしました。
このプロジェクトは、東日本大震災からちょうど10年が経過した今、各地で猛威を振るう自然災害への備えや未来の自然環境、地域社会の在り方など、まちづくりを担う企業として、私たちにできることは何かを改めて見つめ直す機会となりました。
地球温暖化や気候変動、エネルギー需要問題などの環境への配慮は、次の世代へよりよい未来を繋ぐためには欠かすことのできない課題です。そして、低炭素社会、持続可能(サスティナブル)な社会の実現には、省エネ・創エネ技術を駆使したZEBの導入が新たな社会貢献につながるという考えに至りました。
私たち人間だけでなく地球に暮らす全ての生き物が互いに心地よく共生する社会、誰もが安全・安心に暮らせる社会の実現に向けた事業を、新社屋を拠点に展開してまいります。
自然採光・自然通風・再生可能エネルギーの活用や、断熱・省エネ機器・BEMSの導入によって、快適な室内空間を実現すると共に持続可能な地球環境へとつなげる「自然と共生する」建築です。
伝統工芸「井波彫刻」による、藤の木や様々な生き物をモチーフにしたオブジェが各所に散りばめられ、周辺景観に馴染むデザインの社屋は、当地域の新たな街並みづくりを推進する「地域と共生する」施設です。
中庭を中心とした回遊性のあるロの字型の社屋は、自然採光により明るく開放的で、人が常にお互いの存在を意識し、コミュニケーションを活発にすることのできる「人と人が共生する」空間が広がるオフィスです。
低酸素社会の実現に向けて
当社新社屋は、建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」において、最高ランクのファイブスターを取得。建物のエネルギー消費量を正味ゼロにすることを目指したZEB基準のひとつである「Nearly ZEB」の認証も取得しました。
効率的な設備システムの導入や自然エネルギーの活用による「省エネ」技術と、太陽光発電等による「創エネ」技術を組み合わせることで、空調や照明等で必要な年間の一次エネルギー消費量の収支を83%削減しました。
(藤井組新社屋 2021年1月5日交付)
サスティナブル(持続可能)な社会の実現に向けて
当社は、新社屋建築を機に、これまで取り組んできたまちづくりへの理念とSDGsを結びつけ、地域共生社会・まちづくりにおけるサスティナブル(持続可能)な社会の実現に向けた取り組みを積極的に推進していきます。
快適性と生産性に優れた空間